このたびの震災のために町の地域振興事業が十分でない状況の中で、自分たちの力で復興への一歩を踏み出そうと立ちあがった南三陸町の有志が結成した組織です。
南三陸を明るく楽しく元気にすることを目的に活動しています。
南三陸町は住宅の7割が津波により流失しました。ただし山間部の入谷地区のみは、大きな被害を免れました。
廃校になってしまった中学校の施設をリニューアルし、工房として使用しています。
住むところや仕事を失った者が多いなか、毎日笑いあえる仲間がいて、全国のお客様が商品を待ってくださることはとても心強いことです。工房で働くスタッフは女性が中心ですが、夕方になるとお母さんのもとへ子供が学校から帰ってきます。
入谷八幡神社に、ゆめ多幸鎮オクトパス君のブロンズ像を奉納しています。合格祈願のスポットとなり、毎年受験シーズンにはお参りする人が訪れます。
雇用促進以外にも地域にどのように貢献できるか、常に考え続けています。
これまで多くの大学生や高校生を受け入れてきました。視察や体験プログラムを盛り込み、学生にとって貴重な機会を提供しています。現在、研修宿泊施設計画が進んでいます。
オクトパス君のホームページをご覧頂きありがとうございます。
テレビやメディアからは震災のニュースが減りましたが、復興はまだまだ道半ばです。私自身、津波で家ごと流され九死に一生を得るような体験をし、生き残った自分達の使命を感じています。復興ダコの会は震災直後に設立した団体で、とにかく不安ではなく希望を持つために手探りで始めた取り組みでした。今は多くの方のご支援、ご協力を得て、活動が広がりつつあります。
私たちは、自らの手で新しい町を作り出しています。復興は町の人だけで作り上げるものではありません。皆さんの手を借りながら、オクトパス君と共に一歩一歩歩んでいきます。モデルとなっている南三陸のタコも食べにきてくださいね。
南三陸復興ダコの会 会長 高橋 修